JIS Q 27001:2014の管理策について-7
今回は「7.3 雇用の終了及び変更」です。
【今回の要点】
・ 雇用契約の終了・変更後も 秘密保持契約、雇用条件に規定された責任を順守するよう、誓約書等への署名などの対策が必要
7.3 雇用の終了及び変更
目的:雇用の終了又は変更のプロセスの一部として、組織の利益を保護するため。
雇用の終了や契約変更時に、情報セキュリティによる損失を防止するのが目的です。
今回も前回の「7.2 雇用期間中」と同様に、ご家庭の場合は該当せず、個人事業主として人を雇う場合が対象となります。
7.3.1 雇用の終了又は変更の後もなお有効な情報セキュリティに関する責任及び義務を定め、その従業員又は契約相手に伝達し、かつ、遂行させる。
雇用契約の終了・変更後も雇用前、雇用期間中の責任・義務を継続することを従業員・契約相手に伝え、確実に実行させます。
秘密保持契約、雇用条件に規定された責任を順守するよう、誓約書等への署名などの対策が必要となります。
【今回のまとめ】
・ 雇用契約の終了・変更後も 秘密保持契約、雇用条件に規定された責任を順守するよう、誓約書等への署名などの対策が必要
次回は「8 資産の管理」の予定です。