シンクライアンとは

巷で話題となっているシンクライアンとはどんなものでしょうか?
情報セキュリティの観点から、端末のセキュリティ対策として使用している業界も多いと思われますので、用語集としてお使い下さい。

語源

シン + クライアント
Thin + Client
薄い・小さい + 端末

利用方法

端末側は必要最小限のハード・ソフトとし、機能のほとんどをネットワークを経由してサーバー側で処理することで、端末側のセキュリティリスクを最小限とする。

方式

一般的には、次のような方式があります。

  1. ネットワークブート方式
  2. ブレードPC方式
  3. サーバーベースコンピューティング方式
  4. 仮想デスクトップ方式

1.ネットワークブート方式
 端末を立ち上げる際にサーバーからOSをネットワーク経由で転送する。
 OS立ち上がり後のデータは、サーバーの資源(ハードディスク)に保存される。主に、UNIX系のOSを使用。

2.ブレードPC方式
 ブレードタイプのPCを機械室・データーセンターに設置し、端末からネットワーク経由でブレードPCを使用する。主に、Windows系のOSを使用。

3.サーバーベースコンピューティング方式
 機械室・データーセンターに設置されたサーバーを、複数の端末で共同利用する方式。サーバーOSの資源は、論理的に端末ごとに分割されている。UNIX・Linux・Windows系のサーバOSを使用。

4.仮想デスクトップ方式(VDI)
  機械室・データーセンターに設置された物理サーバー 上に、仮想的に複数の端末OSを複数立ち上げ、ネットワーク経由で利用する。Hypervisor(VMware・Xen等)により、Windows・Linux系の端末OSを使用。

メリット

  • 端末の運用コストの低減化
  • 端末のセキュリティ強化
  • 端末故障の低減化

などがあげられます。

小規模なオフィスでも、方式によっては導入メリットが考えられますので、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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